メッセージMESSAGE

世界は「わたしの仕事」
できている

「世界は誰かの仕事でできている」 缶コーヒーでお馴染みのCMのキャッチコピーで、『「言葉にできる」は武器になる(日経BPマーケティング・日本経済新聞出版)』の著者、梅田悟司さんがつくった言葉です。 今、採用メッセージを書こうとして、ふと思い出しました。改めて自分の周りを見渡してみると、身につけている服も、靴も、この文章を入力しているパソコンも…… 確かに誰かの仕事によってつくられたものの一つです。

誰かが支え、誰かに支えられて、世界は、社会は、経済は、循環しています。今、目の前で談笑している人も、何かの仕事を通して、実は私たちと繋がっているのかもしれないと思うと、感慨深いものがあります。
忙しいと人間は自分中心となり、目の前の事だけに追われてしまいます。私たちはどんな時も「誰かの仕事」のおかげで便利な生活ができています。それなのに店員さんについきつい口調で怒ったり、とんでもない書き込みをしてみたり……。

「世界は誰かの仕事でできている」この言葉の意味を改めて見つめ直していかなければと思うと同時に、多くの方々に経山会のことを知ってほしいと、奮い立つ気持ちでこの文章を書いています。
“介護” “保育”と耳にすると、たいへんだと敬遠されることもあります。しかし、わたしたちほど、世界(地域)と繋がっている仕事はないのではないか!と。おこがましいのですが、次のフレーズが浮かびました。
「世界はわたしたちの仕事でできている」

わたしたち経山会にできること。それは、介護と保育を必要とする方々としっかり繋がって、応えていくこと。今後も法人規模は大きくなっていきます。さらに多くの方々と繋がっていくためにもあなたの力が必要です。

経山会の各施設では、職員一人ひとりに物語があり、一人ひとりが思いをもって仕事をしています。経山会という舞台で、その物語の登場人物にあなたも加わりませんか?
「世界はわたし(あなた)の仕事でできている」
仕事という、人生を大きく占める大切な時間、経山会ならきっとこう感じてもらえると信じています。

NAGANO NAOKI

経山会の新しい未来
創っていただける皆様へ

1993年に法人を設立し、翌1994年に岡山県総社市で特別養護老人ホーム 三清荘の運営を開始し、経山会は歩み始めました。そこから、保育施設の開園、総社市東部北地域包括支援センター運営委託と、地域の皆様に支えていただきながら徐々に事業を展開してきました。 現在では、東は北海道札幌市、西は広島市佐伯区に、全国で15施設を運営しています。2023年4月には新たに東広島市で認定子ども園を開設いたします。
『すべての世代に優しさと思いやりを』を法人テーマとして掲げ、社会に生きるすべての人々が、それぞれの個性を活かし、自分らしい人生を送れる社会に、陰ながら貢献してきたと自負しています。

2023年―法人設立から30年を迎えます。 日本は、世界に先駆け超高齢社会に突入し、新型ウィルスの蔓延により、社会は大きな構造変化のときを迎えています。想いを同じくする仲間も 600人を超え、私たちの役割もひとつの節目を迎えました。
2023年。ここから、私たちは新たなステージを創っていきたいと考えています。これまでの30年以上に、介護事業や保育事業を通じて、『地域の方に親しまれ、地域に無くてはならない社会福祉を提供する』。そんな想いを胸に、未来に繋がる組織を創っていきたい。今私たちは、当法人の新しい未来を創っていただける方々との新しい出逢いに大きく期待を膨らませています。
社会福祉法人経山会 理事長 長野 直樹